院長紹介|ささきクリニック|草津駅徒歩5分の小児外科・小児科・外科

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院長紹介

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ご挨拶

佐々木  康成(ささき やすなり)

こんにちは、院長の佐々木康成です。
平成30年4月1日よりやなぎはらクリニックを承継し「ささきクリニック」として開設いたしました。
平成8年に大学を卒業後、京都府立医科大学小児疾患研究施設外科(現在の小児外科)教室に入局して28年間小児外科医療に取り組んで来ました。但し、小児外科の専門医になるためには、一般成人外科の専門医を取得することが必須であり、大学病院や野戦病院、地域の拠点病院などで小児外科だけでなく一般成人外科の研鑽を積んできました。まさに「ゆりかごから墓場まで」、新生児から終末医療まで幅広く見分を深めて参りました。

承継開業し6年が経過いたしましたが、まだまだ「小児外科」という領域が地域の若い世代に根付いていない印象です。小児外科で扱う疾患や治療法だけでなく、おうちでできるけがややけどの対処方法、どこまでなら家で様子を見ていてもよく、どうなったら病院にいくべきかなどについて草津における小児外科医療を啓蒙し更に発展させる必要性を痛感いたしました。まずは地域の医師会や母親交流会などを通じて情報を発信していこうと思います。

さらに成人に対するやけどやけが、できものに対応できるクリニックが意外に少ないということもこの6年で実感しました。病院へ行くほどでもない、あるいは病院だと救急対応でかなりの待ち時間があり行きたくないがどこか近くのクリニックで診てもらいたいというようなけがややけどなどにも対応しています。

また、開業後経験を積みながら気づき感じたことですが、足のトラブルを抱えているのに認識されていない子どもたちが多数います。足のゆびの爪がよく割れたり、5番目のゆびが変形していたり、よくこけたり、膝や太ももなどを痛がったり、他の子たちに比べ異常に靴がつぶれやすかったりしています。いずれも栄養が足りていない・偏っている、靴がちいさいだけ、うちのこどんくさい、成長痛、扱いが雑などととらえられています。ところが、そのほとんどが外反偏平足という土踏まずが無い足の形に起因しており、適切なインソールを作成し靴に装着することでほとんど全ての症状が改善または消失しています。京都からお子さん専門の義肢装具士に来ていただいて、オーダーメイドのインソールを作成しています。

一方、前医より行っておりましたクリニックでの全身麻酔による日帰り手術を、2024年1月より市立大津市民病院の開放型病棟を利用して、病院の麻酔科専門医に麻酔をかけていただき、私が病院に赴いて執刀し術後は再びクリニックでフォローすることに変更しました。日帰りも、1泊入院も可能になりました。海外では専門医が手術のみを病院で行い、術後は再びクリニックでフォローすることは普通にあり、20年前になりますが、私がメルボルン留学の際に一緒に来た妻が病院で予定帝王切開により出産しましたが、普段はクリニックの外来でフォローしてくれていた産科医が執刀してくれました。ただ日本では開業している専門医が病院で手術を行うのはかなり画期的なことと思います。

年齢性別を問わず常に患者さんあるいは親御さんの目線に立って同じ情報をスタッフとも共有し一丸となって治療に携り、受診していただくことで不安や悩みごとを解消し、受診してよかった、スッキリしたと「安心」を持って帰っていただけるクリニックにしていきたいと考えております。

また、平成24年にDMATという、災害時医療派遣チームの訓練を受け資格を得ました。平成28年の熊本地震では、前職の病院の仲間と共に熊本に行って支援活動を行って来ました。災害はいつどこで起こるか分かりません。これらの経験を生かして地域における災害に対する啓蒙活動にも取り組んでいきたいと思います。

私自身、メルボルン留学中に男女双子の父親となりました。異国の異文化の中で医療情勢も十分わかっていない状況でも、ラボのスタッフや仲間だけでなく、住んでいた地域の人たち、留学してから知り合った日本人仲間、様々な人達に支えられて「イクメン」も経験して参りました。クリニックの開院に際しても決して自分一人でできたことではありません。家族はもちろんのこと、大学の医局の上司や仲間の温かい応援、色々な職種の方々の様々な支援のお陰で新たな一歩を踏み出せました。常に感謝の心を忘れず絆を大切にしながら地域医療に貢献し、皆様が毎日明るく元気に楽しく過ごしていただける様、今後も常に笑顔を絶やさず精進して参ります。

ささきクリニック

院長佐々木 康成(ささき やすなり)