ご挨拶
こんにちは、院長の佐々木康成です。
平成30年4月1日よりやなぎはらクリニックを承継し「ささきクリニック」として開設いたしました。
平成8年に大学を卒業後、京都府立医科大学小児疾患研究施設外科(現在の小児外科)教室に入局して23年間小児外科医療に取り組んで来ました。但し、小児外科の専門医になるためには、一般成人外科の専門医を取得する事が必須であり、大学病院や野戦病院、地域の拠点病院などで小児外科だけでなく一般成人外科の研鑽を積んできました。まさに「ゆりかごから墓場まで」、新生児から終末医療まで幅広く見分を深めて参りました。
承継開業し1年が経過いたしましたが、まだまだ「小児外科」という領域が地域の若い世代に根付いていない印象です。小児外科で扱う疾患や治療法だけでなく、おうちでできるけがややけどの対処方法、どこまでなら家で様子がみれてどうなったら病院にいくべきかなどについて草津における小児外科医療を啓蒙し更に発展させる必要性を痛感いたしました。まずは地域の医師会や母親交流会などを通じて情報を発信していこうと思います。
さらに成人に対するやけどやけが、できものに対応できるクリニックが意外に少ないということもこの1年で実感しました。病院へ行くほどでもない、あるいは病院だと救急対応でかなりの待ち時間があり行きたくないがどこか近くのクリニックで診てもらいたいというようなけがややけどなどにも対応しています。
年齢性別を問わず常に患者さんあるいは親御さんの目線に立って同じ情報をスタッフとも共有し一丸となって治療に携り、受診して頂くことで不安や悩み事を解消し、受診してよかった、スッキリしたと「安心」を持って帰っていただけるクリニックにしていきたいと考えております。
また、平成24年にDMATという、災害時医療派遣チームの訓練を受け資格を得ました。平成28年の熊本地震では、前職の病院の仲間と共に熊本に行って支援活動を行って来ました。災害はいつどこで起こるか分かりません。これらの経験を生かして地域における災害に対する啓蒙活動にも取り組んでいきたいと思います。
私自身、メルボルン留学中に男女双子の父親となりました。異国の異文化の中で医療情勢も十分わかっていない状況でも、ラボのスタッフや仲間だけでなく、住んでいた地域の人たち、留学してから知り合った日本人仲間、様々な人達に支えられて「イクメン」も経験して参りました。今回の開院に際しても決して自分一人でできたことではありません。家族はもちろんのこと、大学の医局の上司や仲間の温かい応援、色々な職種の方々の様々な支援のお陰で新たな一歩を踏み出せました。常に感謝の心を忘れず絆を大切にしながら地域医療に貢献し、皆さんが毎日明るく元気に楽しく過ごしていただける様、今後も常に笑顔を絶やさず精進して参ります。
院長 佐々木康成
略歴
昭和63年3月 | ヴィアトール学園洛星高等学校卒業 |
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平成8年3月 | 京都府立医科大学医学部医学科卒業 |
平成8年 | 京都府立医科大学小児疾患研究施設外科(小児外科) 研修医 |
平成10年 | 宇治徳州会病院外科医員 |
平成11年 | 京都府立医科大学小児疾患研修施設外科 修錬医 |
平成12年 | 京都府立医科大学大学院 |
平成15年 | オーストラリア メルボルン Royal Children's Hospital Research Fellow |
平成17年 | 京都府立医科大学小児外科 助手 |
平成18年 | 加古川市民病院小児外科 医長 |
平成19年 | 京都府立医科大学小児外科 |
平成21年 | 京都府立医科大学小児外科 講師 |
平成22年 | 公立山城病院小児外科 副部長 |
平成23年 | 公立山城病院小児外科 部長 |
平成25年 | 京都山城総合医療センターに名称変更 |
平成30年 | ささきクリニック開院 |
所属学会・資格
- 日本外科学会専門医
- 日本小児外科学会専門医
- 日本外科学会
- 日本小児外科学会
- 日本集団災害学会
- 京都府立医科大学 医学博士(甲第1071号)
- 日本DMAT隊員(災害派遣医療チーム)
- BLS (Basic Life Support)プロバイダー
- PALS (Pediatric Advanced Life Support)プロバイダー
- ACLS (Advanced Cardiovascular Life Support)プロバイダー